太平洋の真近 南部九十九里で、自然農法・零細農家の広報ページです。

 

 2024年産米について準備 

昨年は有機肥料の準備、ペレット状の鶏糞手配が鳥インフルエンザ発生で難航しましたが、今年は順調に手配出来ましたが、価格は30%も高騰、化学肥料価格が前々年比3倍、農家手取価格低迷で零細農家は栽培を止める所が増加、食料米の減産と、飼料用米増産の指導が行われており、補助金交付もある様です。

 

 昨年末より年初に2回ロータリー耕し整地をし、畦畔作業も終わり、施肥の準備が完了しました。(2月下旬記)

 

 

 種蒔きと準備作業

 

 

田植

 

管理

 

 

収穫

 

 

 

 2024年産玉葱

種蒔き昨年9月下旬完了、11月一杯で定植を完了、気温が高く多雨で、発芽率も成長も悪い物の、8条完了した。

その後も雨量が多く、晴れの日が少なく害虫の発生や多湿によるカビ類の発生で枯れる苗が多い状況です。

12月末より低温で成長が悪く、凍らない筈の畑が連日のように凍り、多湿で当地としては異常事態です。

 1月中旬以降順調な天候で、2月中旬まで来ましたが下旬になり、菜種梅雨状態となっております。

 3週ほど早い天候状態と思われます。

 

自然栽培品について、 

農産品の性格上、商業べ-ス生産は出来ず、皆様の要望品質(綺麗な物)を供給出来ません。

安全を追及すると、コストがかかり、見栄え悪く、個性も強く品質も不安定ですが、安全を最優先と考え生産しております、生産者の逃げ口上と指摘が多数ですが精一杯の品質確保努力はしております。

行政当局からも、化学農薬・化学肥料を使わない営農基準に合致しない農法は、虫・かび・細菌・線虫等の発生が有り、品質不良や、非衛生的で自然農法は流通に適さないと指摘された事が過去に度々有りました。

 

又、最近は気候の極端な温暖化により有害な線虫や害虫も大変多く発生する事から、強力な化学農薬による土壌消毒や殺虫剤・殺菌剤・殺線虫剤等の撒布を徹底する様に強力指導されます。

農政当局の指導は、毒性については殆ど考えていない様で、特に長期化学毒性は、全く関心が無い様です。

 我々は、圃場の管理、種蒔から収穫、最終消費者迄一貫して、責任の所在が解る体制(トレイサビリテイ)を取り自然栽培を中心に、化学物質を出来る限り使用しない、生産者も消費者も安全な農業を推進しております。

これ等の化学物質を全く使わないと云う事ではなく、安全と効果を考え、出来る限り使わない、使う場合は出来る限り少量の使用に抑えると云う考え方で営農中です。

 

生産拠点:千葉県長生郡白子町幸治869   ( 太平洋迄直線で約1マイル・潮騒が聞こえます)

 生産品  参考価格

 米  ―コシヒカリ―     

     製品のラインアップと特徴  

     安全を図り、出来得る限り化学物質を使用しない減農薬米を生産。

     安全と食味確保で40℃以下の遠赤外線乾燥。(複数回の色彩選別・物理選別をし品質管理をして

     いますが、高温処理や化学物質で殺虫・殺菌・燻蒸処理をしていない為、要低温保管です)

 

   合鴨米(化学物質不使用)

     県内の多数養鶏・養鴨農家で、鳥インフルエンザが発生し、鴨や鳥類の多数飼育が出来ません、

     我々の使用する有機肥料の鶏糞も手に入り難く、鳥インフルエンザ発生で、先行きが見通せません。

     中国の鳥インフルエンザ対策が全くされず、現状では無農薬米の再開は出来ません。

     コロナも鳥インフルエンザも中国の他国への攻撃戦略の一環と話される専門家の方まで

     いらっしゃいます、困っております。

      尚、隣村の長生村では、鴨米の生産を続けており、村長以下結束して頑張って生産中です。

 

               減農薬米

     合鴨米が生産出来ない為、その代替品として、化学物質を限界まで抑え生産しています。

     昨年は初期除草剤を規定の50%使用し生産しましたが、今年も同様で生産したいと思っております。

     尚、プラウ(西洋犂)を今迄使用しておりましたが、農地に大量の水が必要で燃料大量消費との

     批判が各方面で強い為、現在使用を控えております。

販売  

    湯島4-5-11ホリウチビル前庭で、(不定期・日は原則休み)    

    上記価格は全て湯島4-5-11ホリウチビル渡し 現金引換えの配布価格です。

    原則、配送は致しません。  

自然農法の監査

    毎年春から夏に、会員・購入者の方による監査を兼ね、農産物の生産状況を確認に御出での方が

    いらっしゃいます。

今年の栽培品目

    じゃが芋・和茄子・洋茄子(Black beauty)・胡瓜・西洋胡瓜・ズッキーニ(イタリア・スペイン

    の在来種)・和洋南瓜・西瓜・冬瓜・里芋・薩摩芋・落花生・葱・玉葱等 

    カラスや穴熊(穴狸・まみ)ハクビシン・アライグマの頻繫な出没・毒蛇(蝮・山かかし等)更に牙

    の生えたイノシシを確認し、獣害の更なる悪化が予想されます。

    一昨年初、木の上からアライグマ2頭が私を威嚇し、その後襲撃される事態が有り、持っていた

    スコップで応戦し追い払いましたが、人と獣の立場が完全に逆転して居る状況です。    

自然農法を推進する、東京在住、自治体・農地法許認可済営農者です。